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Rhythmic Obstetrics and Gynecology Clinic
ミニピルとは
マーベロンなどの低用量ピルは、黄体ホルモン(=プロゲステロン)と卵胞ホルモン(=エストロゲン)が配合されているのに対して、ミニピルは黄体ホルモン(=プロゲステロン)のみが配合された薬剤になります。
ミニピルは、卵胞ホルモン(=エストロゲン)が含まれていないことから副作用が少なく、血栓症のリスクがほとんどないといわれており、これまで低用量ピルを服用できなかった方でも内服することができます。
アザリアは国内未承認の薬ですが、海外では一般的に使われている薬剤になります。
服用方法
ミニピルは休薬期間のある低用量ピルとは異なり、1シート(28日)1日1錠を生理が始まった日から開始し、決まった時間に服用します。
(遅くとも生理が始まった日から5日以内にはお薬を飲み始めるようにします。)
1シート(28日)の服用が終ったら休薬期間を設けずに、29日目からは新しいシートでの服用を開始します。
適応する方
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40歳以上
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喫煙する方(35歳以上で1日15本以上)
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授乳中の方
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前兆を伴う片頭痛のある方
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血栓症のリスクが高い方
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低用量ピルでは生理痛改善が乏しい方
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低用量ピルによる副作用で悩まれている方
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トラネキサム酸を内服中の方
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重度の高血圧症の人
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心臓疾患がある人(心臓弁膜症の一部など)
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肥満の人(BMI30以上)
適応外の方
以下の項目に該当する方は、ミニピルの服用ができません。
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血栓症の既往がある方
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乳がんや悪性腫瘍などの既往がある方
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重篤な肝障害のある方
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デソゲストレル配合薬でアレルギーのある方(マーベロン・ファボワールなど)
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18歳以下の方
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高度の高血圧症の方
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糖尿病の方など
副作用
ミニピルは、副作用が起こりにくいとされていますが、服用を始めたばかりの薬剤に身体が慣れていないときには、下記の副作用が起こる可能性があります。
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不正出血
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乳房の張りや痛み
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頭痛
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気分不快
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吐き気、嘔吐
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イラライラ感
避妊効果
ミニピルの避妊効果は正しく服用した場合、99%以上ですが、飲み忘れや相性の悪い薬剤・成分との相互作用、下痢や嘔吐などがあった場合は、93%ほどになってしまうといわれています。しかし、この避妊確率は、低用量ピルの避妊確率と遜色はなく、同等の避妊効果が得られるといっていいでしょう。
保険適用
ミニピルは、日本で未認可の薬剤のため、保険診療にはならず、全て自費診療となります。日本では未認可ですが、その安全性は高く、欧米では非常にメジャーな薬剤です。
飲み忘れた場合
飲み忘れに気づいた時に服用し、次の服用は決められた時間に服用します。
ただし、3時間以上ずれた場合は、不正出血しやすくなり避妊効果がさがり、避妊効果が得られない可能性があるため、服用は続け、1週間は避妊方法としてコンドーム等の併用が推奨されます。